小生・・・
この夏、ロッドを折りました・・・


このブログを読んでくれているであろう、コアな釣りビトであるアナタならこの行き場のない気持ちわかってくれると思う。ロッド(竿)を折った経験がある人なら共感してほしい。お金はいらないからせめて同情してほしい。



その瞬間は、名子役だった安達祐実バリに涙がとまりませんでした。

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本当に心も折れるロッドの破損・・・


夏に行った霞ヶ浦水系にておりました。当方、かつてはフェンウィックテクナも折っていますし、ロードランナーに至っては銘竿「680H」を2回も折ってしまっています。←←過失は自分にあります。どちらも自分の不注意。竿はいたって頑丈な立派なものです。

そして今回は~~

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「ノースフォークコンポジット・TCR610ML」

やらかしてしまいました。購入したのは4~5年前でしょうか。監修したのはKTWの塚本謙太郎さんで当時、僕の周囲ではこぞって初期ロットの竿をゲットした人たちがたくさんいました。今でも超現役で使っていまして、たくさんのサカナを釣り上げてくれたロッドです。



当時、YouTubeにUPされたこの動画を食い入るように視たものです。


TCRは「L」も「ML」も所持。ハードベイトゲームの主役の2本です。そのダブルキャストの片割れが故障したということです。エース格の先発ピッチャーがシーズン途中で故障したようなものです。

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リールは主にカルカッタDCを合わせています。

消えかかってしまっていますが、H-1グランプリ2013のマスターズカップに訪れたスキート・リースにサインをいただいたりもした思ひ出がいっぱい詰まった竿でした。そんな竿を破損。壊した理由は、船の外にちょいと竿先が出ていて、岸に寄った時にアシ際でガサガサとなった時に「あ。」と気づいたらポッキリいっちゃたっというわけです。

上記の折ってしまったテクナやロードランナーも、魚とのやりとりではなくて得てしてクルマに積み込んだ時、その瞬間などに折ってしまった記憶があります。置いておくとき、持ち帰る時、積み込みする時に圧倒的に竿は折りますね。これ、まだ折ったことがないあなた!心にとめておいてください。いつかやらかしてしまうかもしれないその日に備えて。

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動揺してピントが合っていない!

さて、追ってしまったロッドをどうするか!?選択肢は多々あります。

①メーカー修理に出す
⇒保証期間中であれば免責額で完全体で戻ってくる可能性もあります。保証期間がはずれたら、、、厳しいですね。完全ポッキリだとNGくらいますかね。ノースフォークは登録してありましたが流石に保証期間はすでに終了。

②買い替え
⇒経済力があれば「ニューロッドを買う良い機会」と捉えて新しい竿を買う!一番憧れますが、タイミングと財布をの相談が必要です。

③自前修理
⇒ちょっとしたティップ修理だったら瞬間接着剤などを使って、再び使えるようになる可能性もあります。

④ロッドビルダーの友達に頼む
⇒ロッド作りが趣味でもあるコアなアングラーはいます。かつて、ティップが破損したテクナを竿作りを自ら楽しんでいるセンパイに頼んで復活させていただきました。いまでもこちらは、テキサスのメインロッドとして活躍しています。

⑤修理のプロに出す
⇒ロッド折れ修理を行っているお店にお願いする。



はい、今回ワタシはを選択しました。

ロッド修理・改造 | ルアーロッド チャンス
チャンス

「愛竿よ蘇れ」

ルアマガに掲載されている広告でも長年有名ですよね。独自製法で、ロッド修理を請け負っている和歌山県にあるチャンスさん。お電話をしたところ「修理できましたら送り返しますから、送ってきてくださいネ」と手慣れた応対でお返事をいただき、この時は「本当に大丈夫なのか?」と一抹の不安を抱きつつ、一か八かの気分でロッドを和歌山県に送りました。

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ロッド入れる、パイプが必要かなと思っていたら、以前、通販でロッドを買った時に梱包用として送られてきたボイド管が家にとってあってこちらを利用。貧乏性なんで、なかなか捨てられない性格なのでヨカッタ。これをまたホームセンターで買って来たら予算がかさみますからね。

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遠征釣りをした時のことを思い出して、プチプチ緩衝材でぐるぐる巻きにして発送。ヤマトにお願いしたら、やっぱり1000円以上はとられましたね。

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折った竿を運送中にまた折ったら元も子もないから、端っこはご安全にプチプチで埋めました。



時が経過・・・夏が過ぎ風あざみ・・・

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そして・・・

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夏も・・・

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過ぎ去り・・・

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ロッドがもどってきました。


どうでしょうか・・・どうなっているのか?見た目には、修理後が素人目には見つからない。

※チャンスさんは代引きシステムを使っているのでお金は用意しておきましょう。今回は折れた箇所1コでおよそ1万円というお値段でやってくれました。

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コーティングを施していないブランクスが特徴のノースフォークコンポジット。修理箇所はすこーしだけカーボンの「目」が違うかな!?という位の出来。いったいどのような製法なのだろうか。リペア屋さんの気合を感じますね。

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・・・ヘタクソな写真ですが、きれいなカーブを描かせてくれました。3~4ガイドの間を破損したのですが、ヘンテコな曲りはありません。ピョコンと折れた箇所で変な曲りを見せるかな??と思っていましたが、いわゆるひとつの「美しいベントカーブを描いてくれた。」という事です。

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早速9月の牛久沼たまや大会でも再登板させてきました。以前との使い勝手の違いもなく、ポンポン投げることができました~!違和感ちょっとでるのでは?と思いましたが投げまくり可能でした。モノは修理ができたら直してあげて、大切にそれでいながら大胆に使い込みたいものですね。魚はまだかけていないから、早くデカバスを掛けてやり取りをしたい。

ロッド折れで、悩みに悩める人がいたらやっぱり直した方がいいですよ。長年、使い続けているバスロッドがあるものです。最新素材ではなくても、手に馴染んだ体の一部と化したモノは直しながら一生使いたいですね。バスロッドは昔の竿だからと言ってダメなことはありませんしね。


 

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