毎週、定期的に購読している漫画雑誌はありますか?

「コロコロコミック」「少年ジャンプ」「少年マガジン」「ビックコミックスピリッツ」あたりが、ワタシが購読してきた漫画誌です。

そして、未だに購読しているのが

「モーニング」(講談社)

です。王道青年誌。定価340円。毎週の出費としては馬鹿になりませんが、最後の漫画購読誌の生き残り。しぶとくしぶとく読んでいます。

「オトナが電車の中で漫画を読むなんて!」

とお偉いオトナさんたちがイチ時期は言っていましたがもはや、紙の漫画を読む人の方が希少なんですね。
つまりワタシも希少種ということです。いや「奇行種」かな。

モーニング誌といえば「島耕作」とか「バガボンド」とかの有名作家陣よる連載。
「OL進化論」が長期連載漫画の中では意外と好き。四コマ漫画でよくネタが続くなぁ~~と感心。 

釣漫画4

電車通勤をしている給与生活者なのですが、電車の中で「紙の媒体」を読んでいる人は激減していますよね。早朝の電車でのエリートサラリーマンが日経新聞を読んでいたり、優秀そうな女性が英会話や資格の本を読んでいるときは散見しますが。
繰り返しますが、いい年こいて、漫画を読んでいるのはワタシくらいという、ざんねーんな状況が最近はよくあります。でも、買っちゃうんです「モーニング」。もはや習慣なのですが、ふとした瞬間に購読を終えるんでしすよね。

で、その毎週読んでいるモーニング誌にて「釣り漫画」が連載を開始した!
釣漫画3

新人さんの短期連載です。是非とも頑張ってもらいたい。編集さんがんばって~~~

タイトルは「東京釣人」

ワタシ自身も「東京釣人」なだけに、キニナル漫画であります。

なお決め台詞!?は・・・

釣りはハンティングだ   

まぁ、釣り大会に出る我々も「漁師モード」「ハンティングモード」といった?コトバは使います。気持ちわかります。


新連載ということで、コミックナタリーにて、連載として記事は書かれていました。ナタリー細かい。さすが。

「東京釣人」は、東京湾で釣りをする男・岩倉芳美を主人公に据えた釣りマンガ。冬のDモーニング新人増刊で好評を博したため、本誌掲載権を獲得した。今号ではメバルを釣る岩倉と、通行人とのさまざまなやり取りが描かれている。
釣漫画1

「東京湾ハンター」とな。
漁師さんの漫画じゃないっす。あくまでも釣りビトが主人公。
東京湾。かつては汚染された港湾でしたが、現在はかなり水質も浄化されてきておりオサカナも美味しく食べることができるようになってきたようです。

★★その昔、新木場で釣ったシーバス(フッコ)を食べたことがありましたが、その臭み!からヒトクチで摂食をやめました。果たして現在は・・・★★


「東京釣人」。初回のターゲットはメバル。近年はアジングと並行してメバリングも海のちょいオカッパリターゲットとして人気です。食べても大変美味しい。いやかなり美味。煮つけなどは割烹や高級料亭でも供されるほどですよね。
とはいいつつ、「釣り漫画」とうジャンル。釣りをしない人でも読めるエンターテインメントを目指してもらいたい。「モーニング」というメジャー誌ですからね。是非。

釣漫画2

今後に期待です。長期連載なるか!?



釣漫画というジャンル。実は「釣り」をテーマとした漫画は数多あります。

釣りキチ三平(1)
矢口高雄
講談社
2012-09-28


釣り漫画の金字塔。矢口先生の「釣りキチ三平」。

1973年から「週刊少年マガジン」にて約10年間連載した。まさに長期連載。(超)
少年マガジンと言う、超メジャー漫画誌にて連載されたことに、当時の釣りブームの到来を感じさせます。

ワタシは、アニメから入った口。アニメは、1980年から1982年までの放送だったことからおそらく、再放送を見て育ったのだろう。もちろん、その後、紙の漫画も読みました。
時を経て、滝田洋二郎監督によって2008年に映画化もされている。まさに「釣り」をテーマにして漫画からのメディアミックスが行われた類まれな作品。

ブルーマーリン、左膳イワナ、イトウ、キングサーモン、といった巨大魚から、タナゴ釣り、シロギスの投げ釣り、そしてブラックバスまで実に幅広い釣魚を扱っていて、日本の「釣り史」の教科書とも言えますね。オサカナに心奪われた当時の少年多数。現在、釣りにハマっているアラフォー世代にとって三平くんはヒーローなのです。



平成版もあるのですね。矢口センセー、衰えず。魚の描き方も芸術の域です。

釣りバカたち(1)
矢口高雄
オフィス漫
2014-03-17


「釣りバカたち」こちらも矢口センセーによる名作です。
kindle版が出ているとは!時代ですね。


とある世代によってはこちら。



80年代生まれの世代。90年代のバス釣りブームを後押ししたのがこちらの作品でしょう。監修は、王様・村田基氏。ミラクルジムとして出演?もしている。ワタシ自身はハマらなかったけど、とある世代としてはコチラの作品からバス釣りに入ってきたようです。
そういえば、少年たちがグランダー武蔵のルアーを持って釣り場に来ていた姿を見た気がします。今となっては絶滅危惧種の釣り少年たちはこの漫画を読んでいたのです。

こちらは、96年からの連載開始。ちょうど、バスバブルの時期と重なっていて、テレビアニメから、武蔵に出てくるルアーが実売されたりとこちらもメディアミックスで大成功。優秀なマーケティング担当者がいたと思われます。大成功の事例でしょう。


なぜだか、通常の一般紙とともに、スポニチも購読していた我が家。スポーツ新聞といえば「釣り欄」。←釣りってスポーツ新聞購読層に合致していたんでしょうねぇ。オヤジたち。今も?
スポニチには、桜田吾作センセーによる、漫画による記事もあったりしてよく読んでいた覚えがあります。(当時からワタシも釣りバカだったので切り抜きまでしていた…)


「釣りバカ大将」は、コロコロコミックにて掲載されていたようです。
記憶では、すさまじいまでのキャスティングの描写など、世間一般的に地味な釣りに

「釣りのアクション化」

を加えた作品だったと思う。活き活きした表現だったんですよね。投げ竿のキャスティングでは、「これでもかっ!」と言うくらい竿(ロッド)が曲ります。


そして、もちろん忘れていけないのは・・・



連載継続中!
「釣りバカ日誌」
映画化も。釣りというよりキーワードが

「合体」

だったりと、釣りバカの周りをとりまくほのぼのエッセイ漫画といったところでしょうか。
映画では、浜ちゃんの初代奥さんは石田えりさんだった。配役が途中で浅田美代子さんに変わったけど、オヤジさんたちには石田えりさんが人気だったような気がします。石田えりさんはなぜか生活感を映画からは感じましたね。


とすると、釣りバカ三部作としては

「釣りバカ日誌」
「釣りバカたち」
「釣りバカ大将」


ってところなんでしょうか。
バカ、バカって、関西の人たちは怒り出しそうなネーミングですね。






釣りに特化したマニアック漫画誌「釣りコミック」は辰巳出版から月刊!で出版されています。(たまにコンビニでみかけます。)
月刊誌・・・これはある程度の需要があるからこその存在なのでしょう。相当な釣り好きなワタシもなかなか手が出ない雑誌です。ごめんね「釣りコミック」さん。


基本、「釣り漫画」というジャンルには目もくれず釣りに邁進しているワタシですが、釣り漫画は定期的に存在しているわけです。

モーニング誌にて短期連載が開始された「東京釣人」しかり。まずは漫画から釣りの世界に入ってみるのはいかがだろうか・・・

ここでは紹介しきれなかった、釣りをテーマした漫画は数多にあります。
地上波テレビのゴールデンタイムで「釣り」がネタになることは多々あります。そうなると、釣りはまだ?もう少しコンテンツとしての可能性はありそうです。

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