台風の月曜日。外に出るのは難しいと想定しお昼ご飯を出勤時に買い込む非常事態でした。セブンイレブンで久しぶりにカップ麺を買ったのですが、商品数を搾り込んでいるのが印象的でしたね。昔はもっと多種類だった気がしますが、企画もの数点とカップヌードル数点、あとはPB商品数点といったところでしょうか。ナンバーワンコンビニの強気の商品選択・・・これは釣りにもそういえることかもしれません。やたらめったらルアーや竿を持ち込んでいては勝てる試合なんてありゃしないのかもしれません・・・

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ちょっと空いている桟橋。水位は平水でした。

さて、関東の片隅の熱きフィールド・牛久沼です。たまや8月大会は毎年そうなのですが、お盆明け、夏祭りが最盛期なんていうこともあってちょっと参加人数が少なめ。この日は31名が参加。ウェイインしたのはそのうち19名でした。

【2016年8月21日(日)フィールドデータ】
天気:曇り時々晴れ
気温:25℃~30℃
水温:27℃~28℃
風:南風微風
水位:平水(増水から平水へ。その後若干減水へ。)

ウェイイン率も61%と牛久沼としてはツレツレな一日となりました。前月7月が雨模様で50%だったから上々です。そしてもちろん、僕もサカナをゲットできました。モンスターを・・・


(マイ・インスタグラムより)

雷魚(ライギョ)
ですけどね!

釣れたルアーはネコリグですよ。ロッドもベイトフィネスでしたから最初のひとノシは効いたぜぇぇ~~。ビール瓶よりもぶっとい素晴らしい体躯でありました。



たまやボート前のパイプオダにてゲット。夏場なのでヘンテコな紫外線対策スタイル。撮影いただいたのはかつてたまやAOYとして連覇も経験している凄腕青木さん。同じオダをシェアしていたのですが、なんとライギョが。ライギョ君たちは毎回なのですがバイトしてフッキングした瞬間2~3秒は「やべぇ…ランカーきちゃったよ…」と思わせます。束の間の「勝てるかも」という期待を感じたのですが。ライギョは時として、大きな大きな期待をプレゼントしてくれます。

で、バスはというと・・・

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嵐の前の静けさ。レインコートは出る幕なし。

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生い茂るハスたち。(優勝したヨコイさんはこのポイントでデカバスを釣り上げたらしい)

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熱がこもるアシとガマの群生地。←風の抜けが悪いのでアシ際の気温は異常に高いです。湿度も以上に高いから体調不良にならないよう適度に風にあたるなどして体温の上昇には気を付けたいものです。本当に「もわぁぁ~~ん」とした熱帯雨林のような暑さなんですヨ。熱帯雨林行ったことないけど。

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パラダイスを求めてウェッピングもやりましたが~~

デコりました・・・

昨年はハイシーズンでデコることはほぼなかっただけに、これはちょっとスランプなのかも・・・。昨年は8月度に優勝できただけに、その時の「成功体験」がその日の釣りにアジャストする力を抑制してしまったのかなと思っています。

ブログは止めずに続けていますが出ない『結果』。このままだと、ブログだけが暴走する記録係、書記になってしまう可能性が秘めているので、なんとかして考え方を整理して上達したいものです。

反省点ですが、この日、上手く合わせることができなかったのが水位変動・水位変化。

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(ナカニシさん写真借りました)

こちらは、試合の前々日・金曜日の桟橋の状況。ゲリラ豪雨の影響で沼の水が急上昇アップ!桟橋がすっかりつかってしまった状況です。↑記事冒頭の桟橋の様子からすると50cm以上は変動があったのです。最大水深2メートル程度のスーパーシャローフィールドである牛久沼でこの水位の変化というのは、サカナたちの動きに大いに関係あるのです。これを見逃してしまいました。しかも、本番中はおそらく来たる台風に備えて、水位を徐々に落としていたのです。はずかしながら、これに気づかず(気にせず)に釣りを展開してしましました。

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上位入賞者の栄光のお姿。上位入賞者の意識として「水の変化に影響を受けづらいところを攻めた」というコメントが聞かれました。増えたり減ったりする水位変動の際、アシの中、外、ツラを移動しているサカナをどうとらえるかが勝利への道なのです。一般的には「増水したらアシナカ」「減水したらアシ外」なんて言われているけど、それだけで勝てるわけじゃぁありませんが「水位」は牛久沼ではかなり大事なファクターです。そこに合わせられるようになるとまた一つレベルアップできるのかも。

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それでは恒例の上位3人のコメントチェックです。

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3位:1710グラム/3本
牛久沼へは一緒に来ている浅草の雄・佐藤ジンゴ選手がリミットメイクで銅メダル。当初は東谷田川をメインとしていたが大増水からの減水で東はダメだと判断。10時に移動を決意。10時半に西谷田に大移動をして「2時間でリミットメイクするよ。」というコトバを現実としました。

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なんと2時間で牛久沼としては驚異のリミットメイク。フォールクローのテキサスでも釣ってはいるが、立役者となったのがクランクベイト。気鋭のインディーズクランクベイトメーカーMPBのワイルドボアを巻いてきました。ハイピッチアクションのこのクランク。牛久沼では相性がバツグンらしく毎回サカナを持ってきてくれています。9月はMPBがたまや大会に協賛してくれると言うから楽しみ!

WILD BOAR -ワイルドボア- | MPB LURES -Monster Panic Bite-
丁寧な作り込み。実は所持しておらず使ってみたいクランクのひとつなのです。

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2位:1780グラム/2本
たまや大会・会長である谷口会長の弟子!?である杉山選手が嬉しい準優勝。こちらもメインエリアは西谷田川。この日の上位10人の内、実に8人が西谷田川にてサカナを手にしてきました。ただし、一匹あたりのウェイトは低いのは特徴。優勝のヨコイさんが4キロオーバーだから、大きいサカナが釣れるのはやはり東谷田川なのです。

杉山選手ですが、使用ルアーが3.5インチのカットテールワームのネコリグ。このライトなネコリグを主軸としているアングラーは安定した釣果が得られるから常に上位に食い込んできます。カバーが多い牛久ですから、PEラインにフロロリーダー装着というマッディシャローレイク仕様に特殊進化を遂げている釣法です。

杉山選手、帰りはバッテリーがヘタってしまってオールで漕ぎながら帰ってきました。12Vのエレキだと夢中になるとバッテリーが枯渇するから減り具合には要注意ですなぁ。こりゃ24V手をだしちゃう??

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2位:4130グラム/3本
前篇でも書きましたが、全盛期の女子レスリング・吉田沙保里バリに連勝を重ねている横井選手が優勝。3本リミットの大会で4キロオーバー、しかも牛久沼。風の吹くタイミングと、減水していく水位を見て水の増減に影響を受けづらい場所をセレクトしてきました。

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しかも、ルアーがビッグエスケープツイン。2位のスギヤマ選手がライトリグでの(ワーム部分だけみるとね)釣りですから、釣りは同じ釣り場でも「ライト」「ヘビー」、「弱め」「強め」の双方が活躍するのだから面白いものです。ん、でも普段はもっとヘビーウェイトを使うとのことだから、横井さんからしたらライトリグだったりして!?

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トラメガによる解説もとっても滑らかでした。H-1グランプリ津久井湖戦でも何かやらかしてくれそうです!(昨年は勝っているし・・・)

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そして、今年もありがたいことにノリーズがたまや大会に協賛していただけました。春のノリーズカップは今や風物詩ですね。伊藤巧君どうもありがとう!←この日もブンブンでトークショーがあったみたいで多忙みたいです。大人気だ。

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ノリーズのスタッフじゃないけど、「まぁまぁノリーズ」なモーターの伊藤さん(谷山商事)がジャンケンを担当。素敵な協賛をいただきました。

ウィナーはなんと中学生!牛久沼ノリーズカップ2016しだるま参戦記!【たまやボート】 : namaro★blog~ナマローブログ~
5月のノリーズカップも楽しかったな~~


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AOY争いでは8月現在2位のナカニシ御大はなんとヒラクランクギルSBILLをゲット。牛久でもいいみたいですね。

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僕はというとガンタージグライトをいただきました。ゴチャゴチャしたところに投げてぇっす。

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お昼ご飯は、上陸後にカップ焼きそばを。あ!月曜のお昼もカップ麺だった!ジャンクなランチが2日も続いてしまいました。カップ麺と飲み物は、たまや大会に出るとひとり1セット供されます。

2016年たまやトーナメント
過去のデータがガッツリ残っていますから釣行の前に参考にするのは大ありですぞ。

たまや大会は参加のハードルは非常に低いオープントーナメント。たまオヤ、たまママも頑張っていますから当ブログを読んで少しでも興味を持ったら参加してみたはいかが?僕も最初は、飛び込みで参加したひとりです!最初の一歩、歩んでみようよ。



安室奈美恵は「今までの君のままで進めばいいから あきらめないで everyday」と歌っていましたが、今までのままでいるのはもちろん「成長」も必要なのは確か。背は伸びなくなってしまいましたが、これからの釣りでの成長はあるのか!?そんな思いを抱かせられる日曜日でした。そろそろガッツリ釣りたい。今年はナイスサイズのバスを拝んでない~~このままじゃ2軍行きですよ。シーズン終了後、戦力外通告だけは御免だ。




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